中央大学は、2024年9月27日(金)、後楽園キャンパスにて上智大学と合同でスタッフ・ディベロップメント(SD: Staff Development)研修会を開催しました。
この研修会は、学内の教員が持つ専門知や経験、研究成果を活用した、学内での異分野連携や学際研究を拡大するための思考やスキルを学ぶためのものです。また、将来的に展望する、大学間及び産学官連携の促進による知の活用と社会還元、社会課題解決に向けて人文社会系と理工系の学部を持つ両大学における研究支援職の役割や支援の在り方、大学の強みとなる専門知の顕在化と活用に向けた方策について、両大学からの参加者を交えて意見交換することを目的として実施しました。
今回はワークショップ型を取り、東京大学 生産技術研究所の松山 桃世 准教授(写真左)を講師として招き、同准教授が開発したカード教材「ひみつの研究道具箱」を用いて、各6名のグループに分かれて萌芽的技術の用途などのアイデア創出の思考を学びました。加えて、上智大学、中央大学それぞれが行う人文社会科学系研究のカードを独自に作成し、併せて用いながらグルーワークに取り組みました。
その後、各グループで理工系×人文社会系研究の連携、学際研究の支援に向けて、今できることについて、これから研究支援職に求められる役割や支援の在り方についてディスカッションし、発表を通じて参加者全員に共有しました。
参加者からは、「今まで他大学との合同SDに参加したことがなく、とても新鮮だった」「研究支援の人数や規模が両大学で異なる中で、いつもとは違う考え方に触れることができ、自身にとって非常に良い学びとなった」などの感想を得ました。