2022.03.24

経済学部教授 佐々木創のリチウムイオン電池等のリサイクルに関する産学連携研究の成果が英文誌に掲載されました。

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トヨタ自動車㈱の現地法人Toyota Daihatsu Engineering & Manufacturing社の石本義明氏、DOWAエコシステム㈱の現地法人Waste Management Siam社の高木啓充氏、及び経済学部佐々木教授が産学連携し研究したリチウムイオン電池等のリサイクルに関する論文が「Research & Development in Material science」に掲載されました(※1)。

現在、自動車業界は「100年に一度の大変革の時代」と言われており、特にアフター・コロナを見据えたグリーンリカバリー策の一環として、各国で電気自動車(EV)等の電動車の産業育成が進められています。こうした中で本論文では、電動車の核となる次世代バッテリーのリサイクルの重要性について論じています。

※1の掲載論文Figure2より転載

これまでに既往研究で指摘されてきたリサイクル技術や資源循環だけでなく、タイにおける先進事例(※2,3)から各国ごとに使用済みの次世代バッテリーをリサイクルすることよりも、国際的に循環することが二酸化炭素削減の面で優位にあることを明示し、更なる国際資源循環を進める上での関連政策を付言した点において新規性がある論文として査読者から評価されています。

※1:So Sasaki, Yoshiaki Ishimoto, Hiromitsu Takagi. Toward the Creation of the Asian xEV Battery Recycling Zone. Res Dev Material Sci. 16(5). RDMS.000896. 2022.

※2:
Toyota Hosts Celebration of 10th Anniversary of Hybrid And “Battery Life Cycle Management Introduction”

※3:
Great Expansion of Environmental Management and Recycling Business in Thailand

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